さてさて前回①からの続きです。…
繖山の撮影のことを書いていて、ふと思い出したお仕事がありました。
昨年の話。今のところに事務所を引っ越す前の話です。依頼者様は事務所にいらして、永源寺のダムを撮ってくれへんかと言われました。
以前の事務所は能登川駅から国道8号線に抜ける道沿いにあったので、ドローンで何かやっている奴がいるということだけは、何もせずとも知ってもらうことが出来たんですね。
それで、依頼者様の幼馴染が東京にいて、その方が地元の様子を見たいと。地元というのが永源寺ダムを作る際、ダムの底に沈んだ村なんです。
また依頼者様の幼馴染は施設に入られているため自分の足で滋賀県に来ることはできない。自分のビデオカメラで撮っても、いまいち雰囲気がよく伝わらない。どことなく「探偵ナイトスクープ」みたいだなあと思いました。ともかく。
となるとやっぱりドローンの出番ですよね。
「全体の雰囲気を掴める空からの撮影」かつ「地表からのほどよい距離感で何があるかよくわかる」。ドローンの空撮のことを書くときはいつも使ってしまう「鳥の目線」といってしまうのが、やっぱりその感じ良く現していると思います。
ところで、さらに鳥の目線に近づくなら「VRゴーグル」がおすすめです。じっさいに視界がすべてドローンのカメラの視点になりますので。
ただ、酔いやすい方は注意が必要ですね。じつはnext SKYを始めて一年くらいは「VRゴーグル」での飛行体験がメインの事業でした。
国宝彦根城と日野町にある「ブルーメの丘」でやらせてもらってたことを少し懐かしく感じます。彦根城の方は内濠の端でやっていました。今はどうかわかりませんが、あの時は国宝の城の至近距離を濠から眺めることができる機会はなかなかなかったんですよね。だからか一般の方の反応はそれなりで、お城マニアには大絶賛していただいたことを覚えています。
永源寺ダムの撮影は5分ほどの映像に編集して納品しました。依頼者様にはとても喜んでいただき、僕も大変幸せな気持ちになったお仕事でした。
ちなみに永源寺ダムのある永源寺町は、next SKYと同じ東近江市にあります。東近江市は長い町で、next SKYのある能登川は琵琶湖に面しており、永源寺町は三重県との境、鈴鹿山脈を擁しています。
東近江市を貫き、琵琶湖に注ぐ愛知川の源流に位置する山あいの地域です。夏はキャンプや釣りなどアウトドアレジャーが楽しめ、秋は紅葉が知られています。また地形と豊かな天然資源を活かした一次産業でも有名です。政所茶、ヒトミワイナリー、池田牧場など、書いていて僕も驚きましたが、かなり魅力的なところです。
レジャーや観光などにぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。
この記事を書いた人
nextSKY