季節労働というスタイル

〜自分で決めなきゃいけないから大変だね〜

 

“季節労働”て、ありますよね。季節ごとに違う仕事をするスタイルです。と、僕はそう思ってたんですが、どうやら本来は、いわゆる出稼ぎを意味するらしいです。

 

僕がスポーツ大学出身だからか、冬はスキー場で働きながらスキー三昧、あるいは夏は仕事を辞めてサーフィンに没頭する。そしてシーズンオフに働くというサイクルで一年を過ごしている人が、比較的周りに多くいました。

 

だから僕にとって季節労働といえば、彼らを思い出すんですね。当時は、そういう生き方というのはちょっとアウトローというか、そんなイメージがあったように思います。世間ももちろん僕も。

 

しかし今、あらためて“季節労働”を考えてみると、なんかとても“ふつう”に感じます。これはいまの社会が、個人がいくつも仕事をもつことをよしとしている社会だからです。

 

会社で働いている個人も、組織に属しつつ、自分の“才能”に従った仕事をもつことが今や当たり前です。才能とは欲求と言うこともできると思います。

 

 

好むと好まざるとに関わらず、僕たちはこういう時代に生きているわけですが、これは僕のようにやりたいこと、つまり欲求にしたがって=ビジョンをもっている人には、歓迎すべき状況である一方、べつにやりたいこともなければ、何かを変えたいとも思わない。毎日を幸せに楽しく過ごせればいい。そんな人にとっては、今は大変つらい時代だと言わざるを得ません。

 

よく聞く話に、タモリさんの言葉として「いまの人は自分で決めなきゃいけないから大変だね」というのがあります。むかしは生まれた場所や家柄、身分、親の職業で、人の一生は決まっていました。個人、どころか集団の欲求などにはまったく価値がありませんでした。だから人はレールに従ってただ生きているだけでよかったのです。対して、現代は上に書いたように“いかに生きるか”、考え続けなければいけない。

 

しかし誰にだって毎日を幸せに楽しく過ごしたいという欲求はある。じゃあ自分の欲求に従えばいいのではないか。欲求に従うことは、没頭しやすいし、現代社会に生きるという意味ではマネタイズもしやすいはずです。

 

 

現代に生きることは、多くの人にとってつらいことかも知れません。しかし“自分にとって幸せとは何か”に、あるていど答えを出すことができれば、少しは楽になるのではないでしょうか。ある人にとっては一歩踏み出す勇気につながるかもしれません。

 

ネクストスカイは季節労働者みたいなものですが、農業や畜産業の他に、この滋賀の地で冬にできることが僕の欲求として上がってくるのを今は静かに待っています。

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  • nextSKY〜drone〜