2023年は国際雑穀年

2022年12月24日 カテゴリー:仕事について,農業

〜休耕地で雑穀を作る〜

 

国連の専門機関のひとつである国際連合食糧農業機関が、2023年を「国際雑穀年」と宣言する採択を決議したそうです。その目的をざっくりいうと、世界で食糧が不足する今、雑穀の育ちやすさとその優れた栄養価に改めて着目し、もっとちゃんと雑穀を役立てていこうということです。

 

じっさい「雑穀」は、十六穀や雑穀米のヘルシーなイメージそのまま、タンパク質やビタミンB群、葉酸をはじめ、カルシウム、鉄分、カリウム、マグネシウム、亜鉛といったミネラルも豊富。イネ科やキビ亜科に含まれ、麦とは近縁種ではないので小麦アレルギーあるいは過敏症の方でも食べられます

 

ひとくちに雑穀といっても様々です。日本雑穀協会では、「主食以外に日本人が利用している穀物の総称」と定義しています。そもそも雑穀という字面からして、小麦やイネ、トウモロコシを主穀としたときの「その他」という感じなので、そんなに厳密にならなくてもいいのでしょう。

 

日本ではヘルシーフードで健康志向の人があえて選ぶ食べ物というイメージですが、雑穀は世界中の乾燥地および半乾燥地で主食として食べられています。雑穀はグルテンを含まないため、酵母で膨らませるパンには向かないとのことで、平たいパンになるみたいです。その他、発酵性の飲み物やお粥としても利用されているそうです。ネットに載っている画像を見ても、どれも美味しそうです。

 

日本でも昔は、雑穀は主食穀物だったのですが、昭和期に米が増産されるとともに消費と栽培が廃れていったということです。そう、作付けされていたんですよね。新米クラブの田んぼで夏に草取りをしているとき、ヒエもけっこう抜いたのを覚えています。田んぼによっては稲と同じくらいヒエが首をもたげているところもあります。なのでとても生命力と繁殖力が強いんだなあと記憶に残っているわけです。

 

肝心の味はどうなんでしょうか。調理次第ということもありそうですが、穀物なのでほのかな甘味があるのではないでしょうか。と書いていて思いましたが、玄米には雑穀と同じくらいの栄養価がありそうです。僕の友人でも主食は玄米という方がいます。噛むほどに美味しく、よく噛むので食べすぎない。また便通も非常によいと言っていました。

 

医療関係者のその友人の話、食物繊維は腸をきれいにすると同時に、小腸にある免疫の中枢に刺激を与えるので丈夫になるし、肌の状態も良くなると思うとのこと。肌の表面にも免疫機能が備わっているらしいです。また、腸と脳は脳腸相関といい、とても密接な関係があということです。なので腸の調子が良いと精神的にも落ち着いて毎日を過ごせるとおっしゃっていました。

 

話は雑穀に戻りますが、休耕地で雑穀を作ったらおもしろそうですね。繁殖力が強い雑穀ですが、生産量が少なく市場価格は高めですし、昨今の健康志向が高い世の中なら需要もある程度は高い状態で保たれると思うんです。まあそれならみんなやっているという話かもしれませんが、逆になぜ休耕地での雑穀作りが一般的ではないのかを考えると、雑穀を休耕地で作って売るためのヒントが見えてくるかもしれません。

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